アルベルトには「S型」と「L型」の2種類あります。S型はスポーティに乗れるタイプで、L型は乗り降りのしやすいループ形状になっています。男の子はS型、女の子はL型を選ぶことが多いです。
1、フレーム形状
フレームがまっすぐなモデルが「S型」、曲がっているモデルが「L型」となります。
S型は横剛性に強いのでペダルを踏んだ時にフレームがたわみにくく、力が伝わりやすくなります。S型とL型で同じ力で踏み込んだ場合、S型の方がより速く走ることができます。
L型はフレームが曲がっているのでまたぎやすくなっています。スカートを履く女の子は足を上げずに乗り降りができるのがメリットです。
2、ハンドル形状
S型はハンドルが真っ直ぐになっていて、ハンドルから下に伸びているハンドルポストが長くなっています。これによりハンドルが身体から少し前に伸びるので上体が前傾になり漕ぐ力が入りやすく、スポーティな乗り心地になります。
L型はハンドルが手前に曲がっており、ハンドルポストが短くなっています。これによりハンドルが身体に近くなるので、上体が起きてゆったりとした乗り心地になります。
3、ギア比の違い
見えない部分ではありますが、S型とL型ではギアの歯数が変わってきます。ギアの歯数が違うとペダル1回転あたりの進む距離が変わります。S型は少し重たいギアになっているので、1回転あたりの進む距離が多くなります。L型は少し軽いギアになっているので、1回転あたりの進む距離が小さくなります。
以上の3点から、S型は男の子向け、L型は女の子向けとされています。
昔、カマキリハンドルに憧れて自分の自転車をカスタムをしていたお父さん世代も多いと思いますが、その名残からかL型を欲しがる男の子も少数派ですがいらっしゃいます。見た目の好みもあるので、必ずしもS型は男の子、L型は女の子というわけではありませんが、S型とL型の違いを理解した上で、ご購入いただけたらと思います。